Zoomはパソコンやスマートフォンを使って、実際に相手の顔を見ながらオンラインでコミュニケーションのとれるとても便利なツールで、リモートワークやオンライン会議などでの利用が急拡大してきましたね。
多機能で使いやすいと評判のZoomですが一方でZoomに入れない、接続ができないといった初歩的なトラブルが起きているようです。それぞれの原因と対処方法を詳しく解説します。
Zoomに入れない・接続できない場合に考えられる7つの原因
主催者側と参加者側のどちらに原因があるかによって対処方法が異なります。
2. Webブラウザのバージョンが古い・非対応
3. Zoomのバージョンが古い
4. 会議への参加人数が上限を超えている
5. ミーティングへの招待URL・ID・パスワード(パスコード)に間違いがある
6. 通信環境が不安定
7. Zoom側の不具合
1. アプリのインストールをしていない
まずパソコンやスマートフォンにZoomのアプリがインストールされているかを確認しましょう。
Zoomではパソコン版、Android版、iPhone版のアプリが用意されていて、アプリをインストールすることでZoomを利用できるようになります。
iPhoneの場合は、アプリをインストールしていない状態で招待リンクをタップしても「ページが開けません。アドレスが無効です。」と表示されZoomに参加することはできません。アプリをインストールしてから再度招待リンクをタップしてみてください。
パソコンではアプリを使わずにGoogle ChromeなどのブラウザからZoomを起動することもできますが、Zoom社よりなるべくアプリ版を利用することが推奨されています。
2. Webブラウザのバージョンが古いまたは非対応
パソコンのブラウザやスマートフォンのバージョンが古いまま更新されていない場合はZoomが対応していない可能性があります。Zoomが非対応の場合は、「サポートされていないブラウザを使っています」と表示されます。
ブラウザのバージョン更新は、セキュリティなどの観点からも重要となるため、Zoomを利用する、しないにかかわらず、定期的に情報を確認して更新しておくようにしましょう。
どうしてもブラウザからZoomに接続したい場合は、GoogleChromeやFireFox、Chromium Edgeなどを利用します。
対応している環境はこちらをご参照ください。
『Zoomに必要な機材やサポートされるOS』
Zoomでミーティングやセミナーを行う前に、必要な環境がそろっているのか確認しておく必要があります。
カメラなどの必要機材だけれはなく、パソコンやタブレット、スマホのOSがサポートされているのかも ・・・続きはこちら
3. Zoomのバージョンが古い
Zoomはセキュリティ強化のために新バージョンへのアップデートが行われ、2020年5月30日以降、ミーティングに参加するにはZoomのバージョンが5.0以上のクライアントのみがZoomミーティングに参加できるようになりました。
現時点では5.0未満のバージョンを利用している場合、Zoomミーティングへ参加することができません。
(今後もバージョンアップすることがあるため、都度確認してください。)
4. 会議への参加人数が上限を超えている
Zoomには無料プランと有料プランがあり参加可能な人数の上限が異なります。
「無料プラン」と有料プラン「Pro」は100人まで。「Business/Education」は300人まで。「Enterprise」は500人までの参加が可能です。この人数を超えるとZoomに接続できなくなります。
すでに100人の参加者がいる場合は「このミーティングの参加者は最大数の100人に達しました。後でもう一度やり直してください」というメッセージが表れ、入室することはできません。
注意しなければならない点は、参加人数のカウントです。Zoomへの参加数としてカウントされるのは接続している機器数になるので、1人でパソコンとスマホ、タブレットなど複数台接続している場合は、すべてカウントされてしまいます。
人数制限が超えていて参加できない場合は、ホスト側に複数台の端末から接続していないか確認してもらい、それでも参加人数をオーバーしている場合は、参加数の調整やプランの変更をしてもらう必要があります。
5. ミーティングの招待URL・ID・パスワード(パスコード)に間違いがある
ミーティングIDやパスワード(パスコード)が間違っていたらZoomに入ることはできませんので、まずミーティングIDとパスワードの入力ミスがないか確認します。「CapsLock」がオンになっていると正しいパスワードが入力できないため再度設定を確認してみましょう。
それでも「パスワードエラー」や「パスワードが正しくありません」と表示がされる場合は、主催者側が間違ったパスワードを伝えている可能性があります。
主催者から送られてきた招待用URLが誤っていたり、期限が切れている場合もZoomミーティングに参加することができませんから、その場合は主催者側にエラーメッセージが表示されたことを伝えて正しいURLやIDを教えてもらいましょう。
6. 通信環境が不安定な場合
Zoomはデータ量が多いためWi-Fiの無線接続だとつながりにくい場合がありますので、地下など電波が弱い場所では通信環境が不安定になりZoomミーティングに参加できないことがあります。
また、モバイル通信がオフになっている場合も、接続エラーとなってしまい同様に参加できないことがあるのでモバイルデータ通信がオンになっているかを確認しましょう。
7. Zoom側の不具合
自分以外もZoomに入れない状態になっている場合は、Zoom自体に不具合が起きている場合があります。
利用しているデバイスに何も問題がないようであれば、Zoom側で不具合や障害が起きていないか、Zoomの公式サイトや公式Twitterで確認し復旧の報告を待ちましょう。
Zoom側で障害が発生している場合、ユーザー側からできることはありませんので、復旧するまで待ってください。
Zoomに入れないときの主な対処法
1.アプリのアップデートを行う
Zoomでは定期的にセキュリティアップデートが行われており、旧バージョンではミーティングに参加できないことがあります。Zoomに入れないときは、まずアプリのアップデートを行いましょう。
アップデートを行う手順を説明します。
2. 「アップデートを確認」をクリック
3. 「更新が利用可能」と表示されたら「更新」をクリック
1. アプリ画面右上の自分のアイコンをクリックします。
2. プルダウンメニューの中の「アップデートを確認」をクリックします。
3. 「更新が利用可能」と表示されたら「更新」をクリックします。すでに最新の状態の場合は「最新の状態を保っています」というメッセージが現れます。
2. デバイスを再起動する
アップデートを適用してもZoomにつながらないときは、パソコンやスマートフォンなどのデバイスを一度再起動してみましょう。
3. Zoomをアップグレードする
参加人数の上限が足りない場合はZoomのグレードアップを検討してみましょう。
参加人数が100人で十分な場合でも通話時間が足りない場合は有料プランの「Pro」を検討してみてください。通話時間が無制限になりデーターをクラウド保存することができるようになります。
4. 通信環境の改善
データ通信をオンにする。
機内モードをオフにする。
Zoomを使うときはなるべく無線通信を使わず、ルーターとパソコンをケーブルでつなぐようにしましょう。有線でつなぐようにすればZoomに接続しやすくなります。
まとめ
ミーティングを開始する際に慌てることがないようにこまめにZoomをアップデートし、最新バージョンにしておきましょう。
最新バージョンでないと不具合が起きることもあるので、定期的に最新バージョンが出ていないかを確認しましょう。
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